ウェルポイント工法の紹介
ウェルポイント工法は,ウェルポイント(ストレーナーを持った先端部分)に,長さ5.5〜7m の吸水管を取り付けたものを地盤中に多数打ち込んで,小さな井戸のカーテンを作り,
ウェルポイントポンプで強力に地下水を吸収低下させ,必要な区域の地下水を揚水し,地下水位を低下させることにより掘削を容易にできるものであり,このほかに経済的な軟弱地盤の改良工法として広く普及している。
ウェルポイント工法の特徴
地下水位の低下
ドライワークによる土木工事の容易(水圧、土圧の軽減)からくる土留工事の簡素化、安全、工事の短縮、ひいては工事費の軽減
土の剪断強度増加
切取(掘削)、盛土法面の安定と、掘削底面の地盤強化
圧力有効圧の増加
浮力の減少による地盤強度の増加
負圧の効果
軟弱地盤改良の圧密促進強化
※建設マネジメント技術2002年8月号 より引用